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オフィスデスクの選び方を紹介

    オフィスデスクにはさまざまな種類があり、何を選んだらよいのかわからない方も多いと思います。

    間違った選び方をすると、使い勝手の悪さやオフィスの雰囲気にそぐわないことも。
    そこで本記事では、オフィスデスクの選び方を見た目(サイズ・カラー・脚の形)と使用用途から解説します。
    オフィスデスクの選び方に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

    オフィスデスクの種類

    オフィスデスクにもさまざまな種類があり、用途に応じてサイズや形が異なります。
    そこで、オフィスデスクの種類を以下でご紹介します。

    平机

    平机は、シンプルで引き出しのついていないデスクです。
    シンプルゆえ、オフィス内のレイアウトを変更する際は対応しやすく、狭いところでも使えます。

    片袖机

    オフィスや学習机に採用されているデスクです。左右どちらかに引き出しがついているのが特徴。
    作業スペースが確保しやすいメリットがあります。

    両袖机

    両側に収納がついています。多くの書類や物品を使う役職者向けです。
    幅が広くサイズが大きいため、狭いオフィスでの使用や配置替えには適しません。

    フリーアドレスデスク

    固定席を設けずに使えるデスクです。複数人が向き合って座る会議などに利用されます。
    メリットはサイズが大きく作業しやすいこと。また、毎回異なる席で作業できるため気分の切り替えにも役立ちます。

     

    【関連記事】
    フリーアドレスで私物はどうする?収納ポイントや便利グッズを解説します

    L字デスク

    天板がL字型になっているデスクです。スペースが2つに分かれるため、それぞれで別の作業ができ効率がアップします。
    使い方の例は、L字の片方にPCを設置してもう片方で書類業務するなど。

    折りたたみデスク

    折りたたみができるデスクです。小さく収納し、必要な時に開いて使います。
    ふだん使うデスクが壊れた時や、社員の数が増えてスペースが足りない時などに重宝されます。収納スペースがついていることはほとんどありません。

    ユニットデスク

    机と棚が独立しています。自由に配置を替えられるため、お好みにカスタマイズできるのがメリットです。個々の作業環境にあわせて配置すれば、効率もアップします。

    ラウンドデスク

    机の左右が手前にふくらみ、中央がくぼんだ形のデスクです。
    PC作業に適しており、ふくらんでいる部分にひじを置くと、負担が軽くなるよう設計されています。サイズは大きいため、搬入時の経路や設置スペースに注意しましょう。

    オフィスデスクの選び方

    正しいオフィスデスクの選び方がわかれば、よりよい作業環境で快適に仕事できるでしょう。ここからは、オフィスデスクの選び方を「サイズ」「カラー」「脚の形」の3点から解説していきます。

    サイズで選ぶ

    サイズが合わないと、作業のしにくさに直結してしまうだけでなく、搬入や設置に問題が生じることも。
    そのため、行う作業や搬入の動線・設置スペースに配慮して選びましょう。
    デスクサイズは「幅(W)」「奥行(D)」「高さ(H)」の3辺(mm)で確認できます。 以下でそれぞれについて解説します。

    【幅】

    大きさ 特徴
    1000mm ・コンパクトさを追求する場合にピッタリ
    ・ノート型PCを使用する方に適している
    1200mm ・標準サイズ
    ・PC作業と書類閲覧をしたい方に適している
    1400mm ・大きめサイズ
    ・デスクトップ型のPCと書類・本などを同時に使っても対応できる
    1500mm~ ・かなり大きめサイズ
    ・デスクトップ型のPCに大きめの書類を複数置いても余裕がある

    【奥行】

    大きさ 特徴
    600mm ・あまりスペースをとらず、手を伸ばせば奥までかんたんに届く
    ・作業範囲が狭くても問題ない場合に適している
    700mm ・標準サイズ
    ・PCで作業しても余裕があり、書類を一緒に並べることも可能
    800mm ・奥行きが十分にあるため、収納スペースに入れなくともデスク上に書類を保管できるほど余裕がある

    【高さ】

    大きさ 特徴
    700mm ・JIS規格で定められたサイズ
    ・一般的な高さ
    720mm ・一般社団法人日本オフィス家具協会(JOIFA)で推奨されている高さ
    ・日本人の身長が高くなったことや、車椅子ユーザーでも使いやすいことなどに配慮されている
    ・取り扱う書類のサイズが変わったことにも起因
    740mm ・海外製のデスクに多い
    ・背の小さい方には高く感じるため、フットレストなどがあるとよい

    カラーで選ぶ

    明るすぎて刺激のある色は気が散ってしまうこともあるため、目に優しい落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。

    また、オフィス内の雰囲気や社風などに合わせてもよいでしょう。
    主には以下のカラーがあります。

    特徴
    ブラック ・シックな雰囲気
    ・部屋の壁紙との兼ね合いで決めるとよい
    ・壁紙が白などの明るい色なら、デスクを黒にしておくことでしまった印象を与える
    ホワイト ・明るく清潔な印象で女性に人気の色
    ・汚れが目立つため、こまめな掃除が必要
    ライトブラウン ・木目調で優しく温かい雰囲気を与える
    ・落ち着いた印象
    ダークブラウン ・暗めの木目調は重厚な印象を与える
    ・壁や床の色が濃い色の場合に適している
    グレー ・オフィスで採用されやすい
    ・特にこだわりがなければ選択肢として無難なカラー

    脚の形で選ぶ

    脚の形は、使う方の足回りの動きやすさや見栄えに影響します。

    特徴
    T字型脚 ・T字の脚がデスクの両側にある
    ・足元がすっきりするため、「立ち座りしやすい」「回転式椅子と相性がよい」などの特徴がある
    4本脚 ・標準的な形
    ・家庭内のダイニングテーブルなどに多い
    L字型脚 ・オフィスデスクに採用されやすい
    ・足元がすっきりしている
    パネル脚 ・デスク両側面のパネルが脚になっている
    ・足元が隠れるため周りから見られない
    ・デスク自体が安定する
    ループ脚 ・スチール製の脚がループ状になって天板を支える
    ・安定かつ、すっきりとした見た目になる

    天板の素材で選ぶ

    オフィスデスクの天板素材は、見た目だけでなく耐久性やメンテナンス性、作業快適性にも影響します。

    おもな素材の特徴は以下のとおりです。

    素材 特徴 メリット デメリット
    メラミン樹脂 傷や汚れに強く、価格も手頃 メンテナンスが容易 質感がやや人工的
    天然木(突板・無垢材) 高級感と温かみがある 見た目が美しく経年変化を楽しめる コストが高く、水分や傷に注意が必要
    スチール 耐久性が高く、工場・倉庫向き 安定感があり重量物にも対応 冷たさを感じやすい
    ガラス スタイリッシュで開放感がある デザイン性が高い 指紋や汚れが目立つ、割れのリスク

    これらを参考にしつつ、重量やバランスなどを考慮して選ぶことが大切です。

    機能性で見るオフィスデスクの選び方

    オフィスデスクは見た目やサイズだけでなく、作業効率を支える機能性も大切です。

    以下の機能によって、日常の快適さや生産性が大きく変わります。
    オフィスデスクの機能性

    • 配線機能
    • 収納の多さ
    • 昇降機能

    業務内容やワークスタイルに合った機能を備えたデスクを選ぶことが、長期的な働きやすさにつながるでしょう。

    配線機能

    パソコンやモニターを複数使うオフィスでは、配線の整理が作業効率に直結します。

    デスク天板に配線孔やコードダクトが備わっているタイプを選ぶと、ケーブルが絡まらずデスク周りをすっきり保てます。
    また、電源タップを収納できる配線トレー付きのモデルなら、掃除や機器の増設も容易です。
    リモート会議や複数モニター環境を想定する場合は、ケーブルマネジメント機能を重視するとよいでしょう。

    収納の多さ

    デスク周辺の整理整頓を重視する場合は、収納機能にも注目しましょう。
    引き出しやサイドワゴンが付いたタイプは、文房具や書類を手元に置きながら作業できます。

    一方で、資料が電子化されている職場では、シンプルな天板のみのデスクにすることで空間を広く使えます。
    収納量だけでなく、取り出しやすさや動線の妨げにならない配置も含めて、検討することが大切です。

    昇降機能

    長時間のデスクワークでは、姿勢の固定による疲労や集中力の低下が課題になります。
    電動または手動で高さを調整できる昇降機能付きデスクは、座り作業と立ち作業を切り替えられる点が魅力です。

    血流促進や腰への負担軽減につながり、健康経営の一環として導入する企業も増えています。
    個人用ではメモリ機能付きの電動タイプが便利で、共有スペースでは手動式がコストを抑えやすい傾向です。
    使用頻度や設置スペースに応じて、静音性や昇降スピードも比較すると、より快適なワーク環境を実現できるでしょう。

    【関連記事】

    オフィス家具メーカー17社を徹底比較!各社の特徴を紹介

    使用用途に応じたデスクの選び方

    オフィスデスクは、業務内容に合わせて最適な形状や機能を選ぶことが大切です。
    作業の種類によって求められるスペースや収納量、レイアウトは大きく異なります。
    以下では、おもな用途別に最適なデスクの選び方を紹介します。

    事務作業

    書類作成や印刷物の確認など、紙資料を扱う機会が多い事務職では、広い作業スペースと十分な収納性を重視しましょう。

    片袖机や両袖机のように左右に引き出しを備えたタイプなら、文書や文房具を整理しやすく、机上を常にすっきり保てます。

    とくに両袖机は収納量が多く、個人専用デスクとしての利便性が高いです。

    作業効率を意識するなら、天板下に足元を広く取れる設計を選ぶと、長時間の作業でも快適です。

    PC作業(IT職)

    プログラマーやデザイナーなど、PCを中心に作業する職種では、デバイス配置とケーブル整理がポイントになります。

    モニターやノートPC、周辺機器を並べるため、天板幅140cm以上のワイドタイプが理想的です。

    袖机を追加すると収納力が向上し、周辺機器や資料を整理しやすくなります。

    また、L字型やラウンド型のデスクはマルチモニター環境との相性がよく、視線移動を最小限にできるため、作業効率アップに効果的です。

    配線トレーやコンセント口が付いたモデルを選ぶと、ケーブルの煩わしさを防げるでしょう。

    一般事務作業

    電話応対・資料整理・パソコン入力など、さまざまな業務を並行する一般事務職では、バランスの取れたデスク構成が求められます。

    奥行70cm前後の天板なら、書類やPCを同時に扱う際にも余裕があります。
    収納付きデスクやサイドワゴンを組み合わせると、限られたスペースでも効率的に運用できるでしょう。

    オフィスの省スペース化を進めたい場合は、コンパクトなデスクを向かい合わせで配置すると、コミュニケーションを取りやすくなります。

    会議室

    会議室では、参加者同士の顔が見えるレイアウトと設営のしやすさが大切です。
    固定型の大型テーブルを常設する場合は、フリーアドレス対応の長机や連結式デスクが便利です。

    一方、会議時のみ設置するスタイルなら、折りたたみ式やキャスター付きデスクを選ぶと設営・片付けがスムーズにおこなえます。
    軽量タイプを選べば、レイアウト変更や部屋の転用も容易になるでしょう。

    オープンスペース

    オープンスペースでは、可動性と柔軟なレイアウト対応力がポイントです。

    個人作業・打ち合わせ・休憩など多目的に利用されるため、キャスター付きやスタッキング可能なデスクが便利です。
    軽量かつ移動しやすい素材を選ぶと、利用状況に応じてすぐに配置を変えられます。

    また、複数人が同時に使う場合は、コード配線用のダクトや電源コンセントが天板中央にあるタイプを選ぶと、機器接続がスムーズです。
    シンプルで統一感のあるデザインを選ぶことで、開放感を保ちながら快適な共用空間をつくれます。

    オフィスデスクを選ぶ際の注意点

    事前に確認しておくことで失敗を防げるため、以下の注意点を参考にデスクを選んでみてください。

    事前にオフィスデスクの使用方法を明確にする

    主な作業が事務なら「作業と収納スペースを重視した物にする」といったように、使用方法を明確にしましょう。

    何のために使うデスクなのかが決まらないと、サイズや機能が決まらないからです。

    事前にオフィスの規模を把握する

    規模の把握があいまいだと、思ったよりもオフィスが狭くなってしまうことがあります。
    デザインや収納性を意識して選んだら、大きすぎて窮屈に感じるということになりかねません。

    オフィスの規模を把握し、より適したサイズを選びましょう。

    椅子との組み合わせを考える

    組み合わせを無視してしまうと、足回りが窮屈になったり、デスクと椅子の雰囲気が合わずに見た目がイマイチになったりすることがあります。

    デスクと椅子との組み合わせは盲点になりがちなので、注意しましょう。

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    【オフィスチェアの選び方】押さえておきたいポイントを紹介

    収納機能も確認する

    収納機能が充実すれば、書類管理や整理整頓がしやすくなります。
    大きさと収納の数を優先して選べば、作業効率アップにつながるでしょう。
    サイズとの兼ね合いを確認しながら選んでみてください。

    将来的にオフィスレイアウトの変更があることも視野に

    社員の増減や業務内容の変更によって、レイアウトを変更することもあります。
    そのため「大きすぎる」「デザインやカラーが奇抜すぎる」といったデスクが多いと、レイアウトの自由度が下がってしまいます。

    コンパクトでも事足りるサイズや、無難なデザインにしておくのもひとつです。

     

    【関連記事】
    オフィスレイアウトの変更手順と業者の選び方

    オフィスデスクが買える場所

    オフィスデスクを買いたいと思った時に、どこで買えるのかわからないと思ったことはありませんか?

    実はオフィスデスクが買える場所は多く、家具メーカーの実店舗やECサイトで取り扱っています。また、中古品を専門で取り扱うサイトもありますので、豊富なラインナップから選べます。

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    中古のオフィスデスクを購入するメリット

    オフィスデスクを中古で購入するメリットは、コストを削減できることです。

    新品の半額以下で買えたり、安いものは90%引きになったりすることもあります。
    オフィスデスクの購入を検討されている方は、ぜひ中古品も選択肢に入れてみてください。

     

    【関連記事】
    中古オフィス家具のメリット・デメリット

    オフィスデスクのメーカーの紹介

    オフィスデスクを取り扱うメーカーは意外に多いものです。以下で代表的な3社をご紹介します。
    ぜひ参考にしてください。

    イトーキ

    もともと文房具販売から事業をスタートしていましたが、現在はオフィスデスクなどの事務用品を多く取り扱っています。
    デスクは医療機関や自治体だけでなく、有名企業で取り入れられている実績もあるのが特徴です。

    在宅ワークやリモートワークにも対応しやすく、時代に合わせたスタイルを提供してくれます。

    オカムラ

    オカムラはオフィスの改装や移転を総合的にマネジメントし、顧客のワークスペースをより「個」に特化するよう提案しています。
    また、機能とデザイン性を追求し、海外製のオフィス家具に対抗できる高い水準をほこっているのも特徴です。

    オフィスデスクのラインナップも豊富で、個人の多様な働き方に合わせた商品が見つかるでしょう。

    コクヨ

    学習机のイメージが定着しているメーカーですが、近年はオフィス家具の取り扱いにも力を入れ、オフィス全体のデザインを手掛けています。

    オフィスデスクには、デスクワークによる肉体的負担に配慮した設計で、斬新なものもあります。また、収納性も意識した構造にするなどの工夫を凝らしている点も特徴です。
    使いやすさに着目した形を追求した、ユニークな発想が伝わってきます。

    オフィスデスクの選び方を知り快適な作業環境にしよう

    本記事では、オフィスデスクの選び方について解説しました。
    オフィスデスクは見た目と使用用途を重視することで、失敗なく使っていけます。
    将来的なレイアウト変更なども考えられるため、中長期的な視点でさまざまな状況変化に応じられることも大切です。

    新規オフィスの選定からオフィスインテリアの提案、オフィスレイアウト作成、原状回復、新規オフィスの内装・電気・インフラ工事、オフィス家具の買取などオフィス移転に関する業務をまとめてお引き受けできます。オフィスに関する豊富なノウハウでオフィス移転をトータルでしっかりサポート。まずは電話やメールでお気軽にご連絡ください。

     

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